Project Details
Description
2年目である2023年度は、対象とする大型マンションの敷地全体(1階レベル+一部2階共用部)を1つのデジタルツインのVRモデルで表すため、新たにLiDARを搭載した360度カメラを用いた撮影・モデル化を行った。次に、マンション管理組合との話し合いの中で、維持管理情報を防災関連のものに絞ることとし、それらに関する情報の収集を行った。また、年に2回開催されている防災訓練に参加しそこで共有される情報も入手し、これらの情報を敷地全体モデルの中に組み込んだ。その具体的な内容は、①防災情報(印刷物)②防災情報(外部サイト)③防災情報(避難経路)④エレベータ⑤消火器⑥消火栓⑦AED などである。次に、これらの統合されたモデルを「防災ポータル」としてネット上に公開した。モデル内では自由にウォークスルーできるだけでなく、防災テーマごとに直感的に目的の場所に移動することができ、そこでは画像等による情報を得ることができる。これらを住民に公開するとともに、その使用感や内容についての評価を得るため、2023年12月に「防災ポータル」に関するアンケート調査を行った。「最も価値のある情報はなにか」に対する回答としては、避難経路が一番多く、消火器、AED、消火器、消火栓の順番になった。自由意見としては、モデル操作の簡易化、プライバシーの強化などの課題が指摘されたが、本モデルの閲覧により防災意識が向上した人が約6割であったことから、デジタルツインを活用したVRモデルによる防災管理には一定の有用性があることを確認した。今後は防災備品管理や非常時の仮設装備等の管理情報を付加しつつ、改良に向けた検討とそれらの実装を行う予定である。
| Status | Active |
|---|---|
| Effective start/end date | 1/04/22 → … |
Funding
- 日本学術振興会: ¥1,560,000.00