Project Details
Description
近年,自動運転を活用した新たなモビリティサービスに関する関心が高まっている.国土交通省と経済産業省では,福井県永平寺町において国内初となる自動運転レベル3車両による遠隔監視・操作型の自動運行装置を備えた自動運転車両を用いた無人自動運転移動サービスの本格運行を開始している.今後は,市街地といった複雑な交通環境下での遠隔監視・操作型の無人自動運転移動サービスの本格運行が予想される.運行時は自動運転車両が自律的に対応することが難しい場合はオペレータの遠隔操縦による適時介入が必要となるが,遠隔操縦は従来と運転環境が大きく異なるためにオペレータの負担が課題となる.そのため,遠隔操縦者に対するより安全で利便性の高い遠隔操縦システムの構築が重要となる. 本研究では,乗用車の遠隔操縦者に対して適切な情報提示や利便性の高いインタフェースを構築することを目的としている.また,体感情報の得られない遠隔操縦者がモニタからの視覚情報だけでどのレベルまで実車と同じように運転できるかは明らかになっていないため,遠隔操縦者の運転特性の解明や運転に係る疲労度の評価に取り組む.遠隔操縦者の運転特性や疲労度を評価するため,モーション付きのドライビングシミュレータ(DS)を用いて検討を行う. 2021年度では,DSを用いた遠隔操縦に係る評価環境の構築を行うとともに,市街地での遠隔操縦を想定した予備実験を実施した.予備実験の結果を踏まえ,従来の運転(DSの運転席での運転)と比べて遠隔操縦席での運転に対して運転特性に影響を与える評価実験条件を設計し,普通自動車免許を保有する健常な成人10名を対象にDSを用いた評価実験を実施した.評価実験では,運転行動に関するデータとともに生体計測,アンケートによる主観評価から遠隔操縦者の運転特性に関する評価を行った.詳細については,【現在までの進捗状況】に記す.
| Status | Active |
|---|---|
| Effective start/end date | 1/04/21 → … |
Funding
- 日本学術振興会: ¥3,770,000.00