Project Details
Description
研究初年度である2020年度は、1.若者がシビック・アクションに至る具体的なプロセスと影響要因を把握するためのインタビュー調査と、2.シビック・アクション促進に資する国内外の既存プログラム事例調査を実施した。1については、シビック・アクションを実践している若者30人にインタビュー調査を実施した。その結果、アクションの実践や継続を促進する要因として①同じ関心を持つ人がいるコミュニティの確保、②同様の活動を実践する同世代からの刺激、③ともに活動する、あるいは活動を支援する大人からの刺激、④アクションがもたらしたインパクトへの満足感、⑤アクションを通した成長の実感の5つを整理することができた。またアクションを実践するきっかけとしては、学校での探求学習、大学でのゼミ活動やサークル活動、環境系NGOへのインターンシップ、模擬国連・スタディツアー・アースデイへの参加等が多く挙げられており、フォーマル教育およびノンフォーマル教育の場が重要な役割を果たしていることが分かった。 2については、国内のユネスコスクールにアンケート調査を実施し、シビック・アクション促進に関わる239の既存プログラム事例を収集することができた。さらに、特に先進的な4校の事例については学校への訪問調査を実施した。その結果、日本国内では学校の内外で生徒が様々なシビック・アクションを実践している事例はあるものの、アクションの効果、妥当性、実行可能性などを総合的に検討し、戦略的にアクションを選択するような既存事例はほとんどないことが明らかとなった。なお、当初の計画では海外の先進事例についても訪問調査をする予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で渡航することができなかったため、研究協力者であるアメリカの教育系NPO団体およびデンマークの研究者らとオンラインによる意見交換を実施し、海外事例の収集を行った。
| Status | Active |
|---|---|
| Effective start/end date | 1/04/20 → … |
Funding
- 日本学術振興会: ¥13,260,000.00