Project Details
Description
測定系の周波数分解能の向上をはかるため、光学系の改良に着手した。2本の励起光のうち一方に強度変調を加えて干渉縞の明滅を実現する目的で、光チョッパー(アイアールシステム社CH-60およびドライバーDCH-60-220-BNC)を補助金から購入した。また、光チョッパーのドライバー、ロックインアンプ、信号発生器の外部制御を図るため、PC(日本HP社EliteBook x360 1040 G7)および計測機器制御アプリケーション(LabVIEW)のサポートプログラムを補助金から支出した。現在は二重ロックイン検出のための制御プログラムの構築を進めている。 測定系構築を検証するための標準試料として、Polysciences社製のコロイド試料(ポリスチレンラテックス)を、異なる粒径の複数種で発注したが、殆どが国内在庫が無く輸入手配となり、さらにコロナ禍の影響で輸入に遅れが生じ、一部の試料についてはキャンセルを余儀なくされた。 光学系改良と並行して、測定系の周波数分解能の向上をはかるため、信号処理系をどのように組み替えるのが最良かを理論的に考察した。所期の二重ロックイン検出技術を改良して従来どおりの測定精度を保持しつつ、1Hzを下回る低周波数帯まで信号処理できる方法について再考した。その結果、現状の「移動干渉縞によるコロイド試料の拡散運動の励起」にこだわった場合、うまく二重ロックイン検出技術を適用できないことが判明したため、「明滅する移動干渉縞」の使用を断念し、「明滅する固定干渉縞によるコロイド試料の拡散運動の励起」に方針転換することにした。以上の内容は2021年3月の日本物理学会第76回年次大会で発表した。
| Status | Active |
|---|---|
| Effective start/end date | 1/04/20 → … |
Funding
- 日本学術振興会: ¥3,510,000.00