Abstract
本論文では, アダプティブアレーアンテナを用いた指向性パターン選択受信方式を提案する.アダプティブアレーアンテナを用いたシステムでは, 上り回線における指向性制御はセル内のすべての端末に対して行われる.したがって, 基地局ではセル内の全端末数分のアンテナウェイトの計算を行う必要があり, 収容端末数が多く望まれるセルラシステムでは演算量が増加し基地局構成が複雑化するといった問題が生じる.そこで, 本論文では、セル内の限られた端末に対してのみ指向性パターンの生成を行い, 他の端末は生成された指向性パターンを共有することにより, 大幅に演算量を低減する方式を提案する.一般に, アダプティブアレーアンテナを用いたシステムでは, 干渉波抑圧能力は伝搬路の到来角によって大きく影響を受けることが知られているため, 本論文では伝搬路の到来角を正規分布によりモデル化を行い, マクロセル環境において提案方式の検討を行った.計算機シミュレーションの結果, 提案方式はマクロセル環境において, すべての端末に最適な指向性パターンを生成した場合と比較して十分な特性を示しながら, 処理量を20%に低減できることが明らかとなった.
| Translated title of the contribution | A Beam Pattern Selection Diversity Technique Using Adaptive Array Antenna for DS/CDMA Cellular Systems |
|---|---|
| Original language | Japanese |
| Pages (from-to) | 1776 - 1785 |
| Journal | The Transactions of the Institute of Electronics,Information and Communication Engineers B |
| Volume | 84 |
| Issue number | 10 |
| State | Published - 1 Oct 2001 |