プロジェクトの詳細
内容の説明
本研究は,蒸暑気候の東南アジアにおいて涼を得るために経験的に伝わる造園手法に着目し,熱環境への冷却効果についての定量的な再評価を通じた熱環境緩和 手法の開発と,地域緑化計画への適用可能性についての評価を目的としている。3年目である令和三年度は,当初の研究計画及び昨年度微修正した計画に従い以下の作業を行った。 (1)初年度からの継続作業として,蒸暑気候下の伝統的な造園技術・手法について文献・既往研究等の収集・レビューを行った。併せて,屋外熱環境に関する先行研究レビューのアップデートを並行して行った。研究対象とする市街地エリア内における地域緑化計画に参照可能な先行研究や分野関連文献は数が非常に限られている為,本文献調査は他作業と並行しながら引き続き行っていく。また対象国・対象市街地だけでなく,類似の気候や市街地規模・タイプ等まで対象範囲を拡大しての資料収集を継続している。 (2)コロナ禍以前の初年度に行った現地フィールド調査で得られた郊外型住宅地および歴史エリアにおける建物画像や屋外における熱的静止画・動画を参照しながら,現地環境下での植栽に関する代表的な樹種,サイズ,レイアウトについてその特徴を引き続きまとめている。 (3)整備を継続している空間データベースを活用し,新・旧市街地内の現況微気候環境についての予測を行い,建物サイズ・道路幅員・街路樹状況等による熱的快適性の特徴を面的に捉えた。また市街地全体を4つの詳細エリアに区分した上で数値シミュレーションを実行し,それぞれの周辺環境に応じた特徴を踏まえた緑化とそれによる効果についての比較・検証作業を継続している。 ここまでの結果については査読付き国際ジャーナルへ投稿・掲載済みである。
| ステータス | アクティブ |
|---|---|
| 有効開始/終了日 | 1/04/19 → … |
資金調達
- 日本学術振興会: ¥4,290,000