プロジェクトの詳細
内容の説明
2021年度は、2020年度に引き続きアルベドデータベース開発と数値モデル開発・整備を実施した。 アルベドデータベース開発では、衛星データの超解像による屋根面アルベド推定アルゴリズムの改良、マルチスペクトルカメラを用いたヘリコプター空撮による東京都心部の屋根面アルベド測定、スペクトロメータを用いたデンバー都市部での屋根面反射スペクトルの実測、世界主要都市の建物幾何データの取得と解析を行った。超解像では、2020年度構築したアルゴリズムを改良し非商用衛星Sentinelによるアルベドデータ取得を可能とし、前年度よりも高精度化、高解像度化に繋げた。ヘリ空撮による屋根面アルベドと商用衛星worldview3による屋根面アルベド(前年度に精度確認済み)を比較すると、相関はあるがデータの分散が大きいことが確認された。デンバーでの実測でもworldview3との反射率に差が確認されており、アルベド値測定手法毎のバラツキがあることが明らかになった。不確実性の要因を明らかにすべく検討を進めている。 モデル開発・整備パートでは、2020年度に引き続き1)都市気候モデルによる計算結果の精度検証、および2)全球気候モデルとの結合のための統合陸域シミュレータ(ILS)への結合作業を行なった。1)では、都市気候モデルを世界各国(アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米)の都市へ適用し、モデルで計算される放射収支および熱フラックスを測定値と比較し、モデルによる再現精度が気候帯や都市の形態等の違いに依存していることやその特徴について把握した。2)では、都市気候モデルと統合陸域シミュレータ(ILS)との結合作業をスタートさせ、都市気候モデルの入力パラメータの読み込みや気象フォーシングの共有などを完了させた。また、全球気候モデルとILSとの結合作業を行なっている他の機関の研究者との合宿形式での意見交換および進捗状況の共有、共同作業を実施した。
| ステータス | アクティブ |
|---|---|
| 有効開始/終了日 | 1/10/20 → … |
資金調達
- 日本学術振興会: ¥18,720,000