プロジェクトの詳細
内容の説明
東日本大震災以降、津波被害を受けた沿岸部では大規模な防波堤や防潮堤が建設されている。こうした堤防によって物理的な安全確保は強化されるようになるが、それと同時に、それまで街に帰属してきた景観や地形の一部が失われてしまうという問題が起こっている。堤防によって街から海面が見えにくくなることは、古くからある風景が感じられなくなるというだけでなく、危険予知において障害になることが多い。どちらに避難すべきかということを考えた場合、海や山などの地形を視覚的に認識することが重要だからである。本研究は、その場所らしさを尊重し、震災遭遇時の緊急避難を促すことと、地形などの地域性を日常的に可視化する夜間の光環境を同時に達成することを目指し、その手法を構築しようと試みる。 平成30年度は、宮城県気仙沼市と静岡県東伊豆町において、津波からの避難経路と、最終的に目標とする地点が、どのように把握されているかを調査した。通常、津波発生時は山側や高台へと避難することが前提となっている。しかし全ての道路が高台へと接続されているわけではなく、最短距離で到達できる経路は限定されていることが多い。そうした避難先(目的地)とそこへ向う経路がどの程度認識できているかについて、昼間と夜間において現地調査を行った。具体的には、路上において避難場所へ接続する道路(避難路)が視認できるか、また避難場所の入口が把握できるかを主要な経路を歩行しながら調査した。
| ステータス | アクティブ |
|---|---|
| 有効開始/終了日 | 1/04/18 → … |
資金調達
- 日本学術振興会: ¥4,290,000
フィンガープリント
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